介護士の給料はどれくらい?平均年収や給料アップの3つのコツなどを徹底解説!

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介護士の給料はどれくらい?平均年収や給料アップの3つのコツなどを徹底解説!

日常生活に支障のある高齢者や障がい者のサポートを行う、介護士。人の役に立てるということもあり、人気の仕事の1つです。
ところが、やってみたいと思っていても、お給料面で不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
「給料が安い」という噂も多いので、実際にどうなのか気になりますよね。

そこで本記事では、介護士のお給料についての実情を徹底解説します。
これから介護士を目指そうと考えている方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。

介護士の給料ってどれくらい?平均年収を徹底解説

介護士の平均月収は、全体で300,970円です。(厚生労働省:平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果より引用)

ただし介護士という言葉は『介護の現場で働く人』の総称で使われることが多く、職種によってお給料は大きく変わります。
高い職種もあれば安い職種もあるので、実際に現場で働く際には、求人情報に載っている待遇を詳しくチェックしてください。

またアルバイトやパートタイマー・派遣社員など、時給で働いている人の月給平均は213,590円です。
正社員と比べてもガクッとお給料が下がってしまうので、将来的に長く業界で働きたいという方は、正社員での採用を目指しましょう。

なぜ介護士の給料は安い?大きな理由は『公定価格』

介護士のお給料は「安い」と言われることが多いです。その大きな理由に『公定価格』というものが存在します。
公定価格は簡単に言うと「政府が決めた販売価格」です。介護にかかる報酬は国が厳しく管理しており、一定の金額以上を請求してはいけません。

つまり自分たちでサービスの値段を決められないので、従業員の給料をアップすることもできないのです。基本的には集めた介護報酬の中からお給料を捻出しますが、その報酬額が決まっている以上、従業員へのお給料を上げることは難しいでしょう。

公定価格は数年に1度見直しが行われますが、お給料が大幅に上がるような改定はありません。
よって介護士のお給料も「安い」と言われ続けているのです。

介護士の給料は今後上昇傾向にあり!その理由とは

公定価格によりお給料が上げづらい介護の仕事ですが、実は今後上昇傾向にあります。

国の政策により『2019年10月より、勤続年数10年以上の介護福祉士について、月額平均8万円相当の処遇改善を行う』と決定されたからです。(参考:首相官邸ホームページ

介護福祉士と言う資格持ち、なおかつ、勤続年数10年以上と限られていますが、かなりの待遇改善が期待できるでしょう。
(※必ずしも条件を満たした全員の給料がアップするとは限りません)
また勤務を続けるモチベーションアップにもつながるので、長く働く人が増えることが予想されます。

いまは介護福祉士のみですが、これから他の職種の待遇改善が行われるかもしれません。今後の給与状況には期待してもよいでしょう。

介護士のお給料をアップさせる方法3選

介護士のお給料をアップさせる3つの方法について紹介します。

1. 介護福祉士の資格を取る
2. 夜勤をこなす
3. 転職で好待遇の職場を探す


それぞれ詳しく紹介します。

【介護士の給料アップ方法1】介護福祉士の資格を取る

介護福祉士の資格を取得する方法です。
介護や福祉に関する資格は数多くありますが、資格なしの状態とありの状態だと、月収で4万円ほど違ってくるという統計が出ています。(参考:厚生労働省 平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果

つまり資格は持っていれば、そのままお給料アップにつながるのです。

さらに繰り返しになりますが、勤続年数10年以上の介護福祉士には2019年10月より給料が8万円相当の改善処置が行われています。

よって将来的にも給料増加が見込めるので、介護福祉士の資格を取っておいて損は無いでしょう。

【介護士の給料アップ方法2】夜勤をこなす

夜勤をこなすと、お給料アップにつながります。
夜勤には夜勤手当がつき、日勤よりもお給料が増加するからです。

手当の金額は勤務時間や職場によって変わりますが、5,000円~8,000円近くもらえることも珍しくありません。月に数回行えば、数万円のお給料アップにつながります。

仕事に夜勤が入るとスケジュール管理が大変になったり、体力的な心配が増えたりと負担が大きいですが、行う価値は大きいです。

介護の職場は24時間体制で運営していることも多いので、求人を見る際は夜勤の有無もチェックしてみてください。

【介護士の給料アップ方法3】転職で好待遇の職場を探す

転職によって、好待遇の職場を探すことも、お給料アップにつながります。

介護の職場は基本的に人手不足なので、お給料面を改善して人を集めようとしている所は多いです。
さらに求人によっては『処遇改善加算手当』が付与されるところも存在します。処遇改善加算手当は都道府県の『介護職員処遇改善加算』に申請している事業所のみが利用できる制度で、区分によって月額12,000円~37,000円の手当を受け取れます。

つまり『処遇改善加算手当』が無い事業所からある事業所へ転職するだけで、年収が10万円以上変わるのです。

介護職の待遇は国を挙げて改善する方向に進んでいるので、同じ職場ばかり見るのではなく、転職できる場所が無いか常にチェックしておきましょう。

介護士の仕事を探すならジョブモールで!

今回は介護士のお給料に関してご紹介しました。

介護士と一口に言っても様々な職種がありますが、基本的には資格の有無によって給料は大きく変わります。もちろん未経験、資格なしでも働ける業界なので、まずは実務経験を積んでから資格取得を目指すという方法でもよいでしょう。

また介護福祉士の資格があれば『処遇改善加算手当』を受け取れる機会があるので、お給料面に困ることもなさそうです。

求人によって待遇が大きく変わるので、ジョブモールの募集をチェックして、よりよい職場を探してみてください。