医療事務は、男女問わず人気の職種です。
しかし、医療の現場ということもあるため、就職に資格が必要かどうか気になっている方も多いのではないでしょうか？

そこで本記事では、医療事務について以下の内容をご紹介します。

・資格の必要性
・仕事内容
・就職するメリット

医療事務で働くことをお考えの方は、ぜひ記事をご覧ください。

医療事務は、医療の現場に属することになるので、専門的な資格が必要なのか気になるかと思いますが、医療事務の資格は複数の団体が主催する認定資格となります。
その為、求人に応募する際に資格は必要ありませんが、資格を取得しておいたほうが採用される上で有利になることは間違いありません。
今回は医療事務に関係した資格として下記の3つを紹介致します。

医療事務技能審査試験

受付業務や診療報酬請求事務業務など、医療事務としての必要な能力を認定する資格です。
医療事務技能審査試験の合格者のことをメディカルクラークと呼びます。
40年以上の歴史があり、最大規模の医療事務試験です。

医療事務管理士(R)技能認定試験

受付業務や会計業務、レセプト業務やカルテの管理など、事務の専門家とも言える資格です。
メディカルクラークと並び40年以上の歴史があり、日本で最初の医療事務の資格として認知されています。

診療報酬請求事務能力認定試験

診療報酬請求業務の能力を認定する資格であり、厚生労働省が認定した唯一の資格試験です。
また、合格率は30%前後と、医療事務資格試験の中で最難関と言われています。
その分、医療機関によっては資格手当が付与されることもあり重宝されています。

仕事内容は、大きく分けて3つです。

1. 受付・会計業務
2. レセプト業務
3. クラーク業務

1.受付・会計業務

受付では、外来患者の対応を行います。

・診察券の発行や保険証の確認
・会計業務

などが主な仕事内容です。
病院には幅広い年代の方が訪れ、心身が弱っている方が多い特殊な場所のため、受付業務に限らずではありますが、臨機応変に対応する能力が求められることも多いでしょう。

2.レセプト業務

レセプト業務は、医療現場ならではの仕事で、別名は「診療報酬請求業務」です。
「レセプト（診療報酬明細書）」を審査支払機関に提出して、診療報酬の精算を行います。

健康保険に加入している患者は、医療費の負担が最大3割までと定められているため、病院が患者から受け取れる金額は診察料の3割です。
そして病院は残りの7割は保険組合や市区町村などから受け取ることになり、この受け取りに必要な手続きを行うのがレセプト業務です。

3.クラーク業務

クラーク業務は「外来クラーク」と「病棟クラーク」に分けられていて、主に患者や医師・看護師をサポートをすることが役割となります。
外来クラークとは、患者がスムーズに診察を受けられるよう、各診療科の窓口や案内、カルテの整理やレントゲン、検査データの準備などを行います。
病棟クラークとは、入退院の手続きや病室の手配、入院患者の名簿作成や食事の管理など、主に入院患者に関する仕事です。

医療事務で働くとどのようなメリットがあるのか、こちらで解説します。

1. 未経験でも医療現場で働くことができる
2. 日本全国に職場がある

1.未経験でも医療現場で働くことができる

医療事務で働くには資格が不要な場合があるので、未経験でも医療現場で働くことができます。

受付業務やカルテの作成などは病院ごとで方法や手順が違うため、実際に働きながらスキルを身につけます。
医療関係の知識や経験よりは、業務へ丁寧に対応できるか接客能力の有無などの適性を見られる可能性が高いです。
医療の専門機関ながら、未経験でも働けるのはメリットと言えるでしょう。

2.日本全国に職場がある

医療事務が必要な職場は日本全国にあるので、就職先を見つけやすいです。
病院やクリニックだけでなく、以下のような場所でも医療事務が必要とされています。

・調剤薬局
・保険会社
・介護施設
・検診センター

そのため「自宅から通いたい」「引越し先でも医療事務の仕事に就きたい」と考えている方にとって、就職先を見つけやすいかもしれません。
日本全国に職場があるのはメリットと言えるでしょう。

今回は、医療事務への就職についてご紹介しました。

医療事務は特別な資格が必須ではなく、未経験でも働きやすい職種です。日本全国に求人があるので、就職先を見つけやすいという点もメリットと言えるでしょう。

医療業界にチャレンジしてみたいという方は、ぜひ医療事務への就職をおすすめします。

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